| 坯生地 | crepe-back satin (mulberry silk) base |
|---|---|
| 染仕上 | yam juice + river mud process |
| 反幅 | 114 cm width |
| 目付 | 19 mm weight |
| カット | 1 m cut min |
定義
綢(chou)は gambiered silk のうち組織が詰まった系統で、多くは表サテン裏ジョーゼットを坯にします。サテン面は河泥の黒を低く硬い光沢として受け、裏面は哑目の粒子が残るため、同じ布でも表と裏で読み方が変わります。
求められているのは目付と落ち着いた表面です。裏地なしで縫い代を支えるコシがあり、店舗照明でも光沢は抑え目に読めます。
縫製前の扱い
出荷時は乾式仕上げで柔軟剤を使いません。作業場に一日平置きしてから裁ってください。アイロンは哑面から当てます。泥面に熱を当てると光沢が不均一に立ち上がり、台を置いた場所に輝きが残ります。
着用後の変化
墨色は着用とともに深く沈み、手触りは最初の数週で柔らかくなります。シワは硬い線にならず緩みます。袖口やバッグの当たる部分が最初に薄くなるのは、糸の表面で発色したタンニンゆえの通常の摩耗です。
本ページの数値はすべて例示値であり、実測仕様ではありません。
黒は淡い衣類に移りますか?
初めのうちは移行が出ます。主として泥面が淡い裏地に触れる側です。長繊維の裏地を使い、初回は単独で水洗えば抑えられます。この発色方法で「色移りなし」と宣言するのは実態に合いません。
同じ色で反をまとめて注文できますか?
可能です。それが色の揃え方として普通です。同じ染め当日・同一ロット・パッキングリストには同一ロット番号。生産の二巡目で色を合わせる手段がロット番号です。